すしスタディ
本格的な江戸前ずしは、単に生の魚を切って握っているのではありません。
ネタの美味しさを引き立てる最も大切な仕事である仕込み
仕込みに多くの時間と手間を費やし、店独特の味を創り上げてゆく
ここでは、代表的な仕込みをご紹介致します。
あじ
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1. ゼイゴをすき取りウロコをこすげ取る -
2. 頭を切り落とし腹ワタを取りだし水洗いする -
3. 背開きにして中骨を取る -
4. 腹骨をすき取る -
5. 背びれを取る、尾を落とす -
6. 軽く塩を振り5分位置く -
7. 水洗いをして2番酢で酢洗いして盆ザルに上げる -
8. 酢に5分漬ける、盆ザルに上げる -
9. 毛ぬきで小骨を取り出来上がり
穴子
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1. 穴子を水洗いした後、目に〆打ちを差しまな板に固定、胸ビレ上から背開きにする -
2. 腹ワタを取り逆さ包丁で腹下から入れ開く -
3. 背ビレを取る -
4. 頭を切り落として2つ折りにし腹ビレを取る -
5. 塩でもんだ後、水洗いをしてザルに上げる -
6. 前に穴子を煮た煮汁に、砂糖、酒、醤油を付け加え煮たて穴子を15分~18分煮る -
7. アクをすくう -
8. 火を止めて、そのまま冷ます -
9. 冷めたらザルに上げ煮汁を切る
小肌
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1. 背びれを取り、ウロコをこそげ取る -
2. 頭を落とし腹を切り、腹わたを取り、尾を切る -
3. 腹開きにして中骨を取る -
4. 腹 骨をすき取る -
5. 水洗いをしてから、盆ザルに塩を振り、小肌を並べて均等に塩を振り25分~30分置く -
6. 水洗いしてから2番酢で酢洗いする -
7. 小肌を背中あわせにして、酢に10分から15分漬ける -
8. 背中合わせにしたまま、盆ザルに酢から上げ、並べてゆっくり酢を切り酢をなじませる -
9. 出来上がり
赤貝
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1. 赤貝をむく -
2. 赤貝の身とひもにわける -
3. 赤貝を開く -
4. 赤貝のワタをとりまわりをきれいにする -
5. ひもをきれいにして貝柱を開く -
6. 水洗いした後、ザルに入れ軽く塩を振り、ザルを振り、ぬめりを取る -
7. 水洗いしてザルに上げる -
8. 出来上がり -
9. 出来上がり
厚焼き玉子
薄焼き玉子
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1. すり身40g しば海老40gと塩少量をすり鉢に入れすりこぎでする -
2. 酒大さじ1、出汁、大和芋少量入れ、すり鉢でする -
3. 玉子5個を割り混ぜて置き、少しずつすり鉢に入れて混ぜ合わせる -
4. 砂糖40g~50gをすり鉢に少しずつ入れ、混ぜ合わせる -
5. フライパンを温め玉子液を入れ弱火で焼く -
6. 片面が焼けたらひっくり返し、焼色が付いたら出来上がり
その他
- すしを楽しく、おいしく食べる作法(PDF形式/4.5MB)
- すしダネと魚(PDF形式/5.5MB)